1971年 米国は日本の尖閣領有主張を抑え込んだ

2013.09.09 の記事

1971年、沖縄返還に先立って、日本が尖閣諸島の主権(領有権)を確立しておこうとしたところ、米国がそれを抑え込んだことが米国の公文書で明らかになりました。

毎日新聞 2013.09.05 夕刊


これを読めば、米国の現在の考えもはっきりと分かります。

米国は、日本側の主張の唯一の根拠である1895年の「杭打ち許可の閣議決定」に、国際的な正当性や有効性があるとは認めていないということです。
そもそも、こんな閣議決定が国際的に通用すると、考える方がどうかしています。
前項で書いたように、1950年にあんなカビの生えた文書を引っ張り出してきたのは、蒋介石をなだめるための方便で、屁理屈に過ぎないことをアメリカは十分知っています。
ところが、日本のすべての政党とすべての官僚とすべてのマスコミが、あんな古文書を、国際的に通用すると考えて、尖閣は日本固有の領土だと主張し、日本国民の「愛国心」を煽って、中国との戦争も辞さないようなことを言っています。

まったく愚かなことです。

飯山老人が以前から言っていますが、アメリカには戦争をしたがっている(させたがっている)人がいるそうです。ヒラリー・クリントン前国務長官や、ヘリテージ財団のアーミテージなどです。
3年前に前原国土大臣が米国でヒラリー・クリントンに会い、そこで何をそそのかされたのか、帰国して菅総理の不在時に、所管の海上保安庁に命じて、尖閣で中国漁船を捕まえました。
2年前には石原慎太郎が、ヘリテージ財団で講演して、何をそそのかされたのか脅されたのか、突然東京都が尖閣を買い上げると発表しました。

その後、日中関係は悪化の一途です。愛国的な威勢のいい言動をする人々は、日中戦争になればアメリカが助けてくれると思いこんでいるようですが、それは虎の威を借りる属国根性です。スピッツがキャンキャン吠えているのに似ています。

オバマとケリーのアメリカは米中戦争はしません。やるなら日本単独です。しかし海岸に54基の原発と核燃料プールを無防備に並べて、どうやって戦争するのか?

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