渡辺(カッコ竜王)が誣告に至った動機

2017.01.12
渡辺(カッコ竜王)が三浦九段を陥れようと誣告(ぶこく:うそをついて相手をおとしめる)するに至った動機は、単純に竜王戦での三浦九段との対決を避けたかったからだと推理されます。

もし、動機が渡辺(カッコ竜王)が自分で言うように、不正を糺して将棋の繁栄を目指すためであったなら、第3者委員会が三浦九段が完全にシロと裁定した以上は、ただちに自分の誤りを認めて三浦九段と将棋ファンに謝罪すべきでした。それなら三浦九段も三浦九段のファンも将棋ファンも渡辺(カッコ竜王)を許したでしょう。

しかし渡辺(カッコ竜王)はいまだに一切それをしていません。完全にダンマリを決め込んでいます。
このまま行けばおそらく何食わぬ顔で、今月中旬に予定されている竜王就位式に出席して、読売新聞社から竜王の賞状と賞金4320万円と対局料600万円の合計約5000万円を受け取るつもりです。

将棋連盟の島朗常務理事は、第3者委員会の裁定の後の記者会見(連盟はテレビカメラを排除して将棋ファンから隠れた)で、「竜王戦が無事に終わって良かった」と発言しています。つまり渡辺(カッコ竜王)が5000万円をゲットすることを当然だと考えているわけです。また読売新聞も何のコメントも出していませんから、このまま渡辺(カッコ竜王)に5000万円を支払うつもりです。

しかし将棋ファンはそれを許しません。ファンは将棋連盟に愛想をつかすでしょう。将棋そのものを見限るでしょう。読売新聞も多くの読者を失うでしょう。そうなると、読売もスポンサーになってもしょうがないということになります。東洋経済、日経ビジネス、ダイヤモンド、共同通信などのビジネス関係からも、将棋連盟は強く批判されています。

下表は渡辺(カッコ竜王)の対三浦九段との対戦成績(左側)と、対丸山九段との対戦成績(右側)です。

対三浦九段

2001年 11月15日
2006年 3月5日
2009年 5月3日
2009年 9月29日
2009年 10月22日
2010年 8月6日
2010年 10月12日
2011年 2月17日
2011年 11月21日
2011年 11月28日
2011年 12月26日
2012年 9月14日
2012年 12月13日
2014年 2月2日
2014年 2月5日
2014年 2月22日
2014年 3月16日
2015年 2月6日
2015年 10月12日
2016年 3月15日
2016年 10月3日

渡辺(カッコ竜王)の
14勝7敗

□□□ 対丸山九段

2002年 12月24日
2005年 5月11日
2006年 3月19日
2006年 6月26日
2006年 8月16日
2007年 8月31日
2008年 3月26日
2009年 4月13日
2011年 3月2日
2011年 7月13日
2011年 10月13日
2011年 10月25日
2011年 11月8日
2011年 11月24日
2011年 12月1日
2012年 2月1日
2012年 8月25日
2012年 10月15日
2012年 10月31日
2012年 11月8日
2012年 11月20日
2012年 11月28日
2013年 5月13日
2014年 10月26日

渡辺(カッコ竜王)の
15勝9敗

渡辺(カッコ竜王)は両者に対してダブルスコアで勝ち越していますから、実力者であることは間違いありません。

ただし丸山九段との勝負の黄色い部分は、丸山九段が渡辺(カッコ竜王)に挑戦した竜王戦7番勝負で、渡辺(カッコ竜王)は2回の挑戦をいずれも4勝1敗で退けています。この8勝2敗を除けば7勝7敗となります。実は渡辺(カッコ竜王)は2日制の竜王戦の防衛戦だけが異常に勝率が良いのです。他の棋戦ではそれほどでもなく、名人位には挑戦することも出来ないのに、竜王戦だけは9連覇したりしています。

渡辺(カッコ竜王)が誣告に至った直接的な動機は10月3日の対三浦九段の敗戦です。もしこの時渡辺(カッコ竜王)が三浦九段に勝っていたら、誣告事件は起きていなかったでしょう。
対戦成績だけを見れば、挑戦者が三浦九段でも丸山九段でも大差はないように見えますが、渡辺(カッコ竜王)はこの1年間、三浦九段に3連敗をしていてまったく勝てないのです。特に10月3日の敗戦は衝撃でした。このまま三浦九段と7回戦って4勝できるかどうか、5000万円を獲得できるかどうか、渡辺(カッコ竜王)は大いに不安になったでしょう。

その時、関西の久保九段が三浦九段にカンニング疑惑があるとして連盟に訴えていた、という情報が誰かから渡辺(カッコ竜王)に耳打ちされました。そしてあれこれ考えて、5000万円の余禄に預かりたい周囲からもけしかけられたのでしょうが、その敗戦から4日後の10月7日、竜王戦開始の1週間前に、将棋連盟の島常務理事に電話して、「三浦はカンニングしている、対局中にしょっちゅう離席する、ソフトの差し手と驚くほど一致している、この話は週刊文春に洩れている、そんな相手とは将棋は指せない、防衛戦を拒否する、竜王位を剥奪されてもいい、このまま竜王戦をやって途中で週刊誌に出たらスポンサー(読売新聞)が怒って竜王戦がなくなっってしまうかも知れない、毎年連盟に入ってきていた4億円が入らなくなってしまうかも知れない、どうするんだ、何とかしろ」とねじ込んだのです。

この時、週刊文春にたれ込んだのが渡辺(カッコ竜王)本人だったことが、その週刊文春誌上で明らかにされているのですから、渡辺(カッコ竜王)の悪意はミエミエです

これに対して将棋連盟は、渡辺(カッコ竜王)を一喝すれば良かったのです。「正規に挑戦権を得た三浦と対戦しろ、いやなら竜王剥奪だ」それで終わっている話です。連盟はすでに、渡辺(カッコ竜王)が疑わしいと訴え出てきている対局の時の三浦九段が完全にシロであることを、ビデオで確認していたのですから、なぜ突っぱねなかったのか大いに疑問です。
島常務が渡辺(カッコ竜王)に何か弱みを握られていたか、あるいは共謀か。島常務に出来なければ谷川会長がやればよく、それが会長の職責です。それが出来ずに三浦九段の人権を蹂躙し、ファンを失望させた谷川会長は引責辞任するのが当然です。
近年は、将棋指しが棋士という名を得て、高級な職業と見なされるようになりましたが、もともと将棋指しなど社会には不要な道楽者でしかありません。それを大山名人などの先人たちが努力して社会的な地位を高めてきたのです。

昭和の時代に小池重明というものすごく強いアマの将棋指しがいて、破天荒な人生で人気を博していました。新井田さんというアマ将棋指しが2007年に小池氏との思い出をつづったブログがあり、その中にプロの将棋指しの様子が語られています。
小池じゅうめい物語  その45
 
これも何回か言わせていただいたことでございますが、プロ棋士の一人一人については大変,尊敬申し上げる方が多く存じ上げますが、日本将棋連盟としての見解としては、どうしてもうなずけない意見が多くあると存じ上げます。この意見はどうも小職だけではないと拝察いたします。
それと巷間「将棋指しは損得抜きで正義漢が多い」ということでございますが、プロの将棋指しで50歳以上の方におかれては?と思われるものがございます。一見、そのように見えることもございますが小職には「自分に甘く他人に厳しい」という考え方が多いと思われるのでございます。
 将棋の歴史を紐解けば、諸国修業行脚にかこつけてタカリ歩いた方が日本将棋連盟会員の先生でもいらっしゃいます。また、紳士録を作り、それを押し売りした方もいらっしゃいます。また十数年前には経理詐欺を起こしたプロ棋士がいたとも伝え聞いております。
また将棋2チャンネルにも卓見や厳しい意見があります。

有吉先生はタイトル1期だけど、理事時代それで一日中会社周りしてどこでも名刺すら置かせてもらえない悲哀をどこかで語ってたよ  大山先生はそれでも回ってこいっていうからものすごくつらかったって  なお大山先生は予約なしの飛び込みでも受付で「将棋の大山です」といえば社長室に通してもらえたとなん

 
昔テレビで観たが、理事だった頃の森下が、学習塾に営業に行くシーンがあった 森下「将棋は右脳を鍛えるのに最適、将棋をやれば頭が良くなります」 相手「は?科学的に実証できるデータはあるんですか?」  けんもほろろに追い返される姿に、悲哀を感じたな

 
大山康晴は名人15連覇とかタイトル五冠時代の独占者とか当時としては 将棋の第一人者だからな。 その第一人者のお願いや土下座を見せられたらどうなるか。 本当に棋戦の充実のために頭を下げるなんて辞さないほどお金を集めることの 重要性を分かっていたと思うよ。 実際、手駒として米長も動いてその辛さを身にしみてわかってると思うし。 そして谷川はその将棋プロの試練を丁度知らない世代なんだよね。

 
大山の時代に棋士がもっと敬意を払われるようにってのは意義があったんだよね  名人はともかくほかは車夫馬丁と同じ扱いだから そりゃ金品せびったり手製の紳士録押し売りしたりだからしょうがない面もある  いまの連盟の利益分配システムはそうした貧困からくる犯罪的行為を防ぐためのものだったが まさに押し売りをやっていた人の系統から利益の独占をはかるかのごとき陰謀がでてくるとはね
自分たちがいっぱしの個人事業主で連盟をギルドと考えているような阿呆の集まり  トーナメントプロとして稼げなくても新聞社の契約金の分配と普及という名目のイベントに参加すればそこそこ食える  奨励会を抜ければ
 メンタリティは年金生活者とさほど変わらない連中
だからな 支持者が離れれば新聞社も離れていくという理の必然すら想像できない 結果としてジリ貧になって消滅してゆくだろう  
先の4つは過去の棋士たちの努力についてですが、最後は現在の将棋指しへの批判です。 これはこの通りで、現在連盟の将棋指しは200人以上ももいて(つい最近まで100人と言われていた)、これから上っていく若い人は別として、実力下位の将棋指しの棋譜は人目に触れることもなく、何の価値もなく、まして今やソフトの方が強いのですから、何で200人も将棋で食っていけるのか、将棋指しもラーメン屋で働くぐらいのことはしろよ、と思わざるを得ません。

将棋連盟に自浄作用は期待できません。

将棋指しが車夫馬丁の時代まで逆戻りしないためには、羽生さんを中心にして別組織を立ち上げて、大改革をやるしかないでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする