片頭痛1000万人
日本には片頭痛の人が1000万人いて、女性に多く、女性が750万人、男性が250万人だそうである。
エムガルティ
2021年にエムガルティという注射薬が厚労省に承認された。国内試験では6ヶ月で、半数以上の人で頭痛の回数が半減したと報告されている。
片頭痛は脳内物質によって起きている
エムガルティーは世界的な製薬企業イーライリリーが製造している。同社のホームページによると、片頭痛はCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド Calsitonin Gene-Related Peptide)という「痛み物質」が脳から分泌されて、それが痛覚を刺激することで起きるということである。ここで重要なポイントは、片頭痛は物質によって引き起こされるということである(下図)。
エムガルティは痛み物質を無力化する
このとき脳内にエムガルティを注入すると、エムルティが「痛み物質」をくるんで、無力化するので、痛みが起きなくなる、ということである(下図)。
これまで、西洋医学の頭痛治療は、片頭痛が起きるメカニズムを知らぬまま、「てんかん薬がたまたま効いたから」とか、「うつ病薬がたまたま効いたから」などと、行き当たりばったりのものだった。その点エムガルティは、片頭痛のメカニズムに由来した、画期的な治療法であり、大いに成功している。
しかしエムガルティも万能ではない。今のところまだ、「6ヶ月で、半数以上の人で頭痛の回数が半減した」という結果だから、単純に計算すると (0.5~0.7)x0.5=0.25~0.35 で、頭痛の回数は25%~35%しか減っていない。65%~75%は残っている。また、通院する必要があるし、費用がかかるし(1回4万5千円。保険適用で1万3500円)、注射なので痛いし、副作用もないではない。また、エムガルティは誰にでも処方されるわけではなく、過去3ヶ月間、毎月4回以上の頭痛があったという、重症の人にしか処方できないことになっている。
脳髄液の流れが重要
片頭痛が「痛み物質」で起きていると分かれば、もっと簡単で、安価で、副作用もなく、誰でも出来る方法がある。それは、「痛み物質」を脳から除去することである。脳内の老廃物は脳髄液の流れで除去される。だから脳髄液の流れをよくすれば、片頭痛は起きなくなるはずである。
現代西洋医学は脳髄液について無知である
ところが、現代西洋医学には「脳髄液の流れが脳の健康にとって重要である」という観念がまったくない。そのことは、フロントページで紹介した「脳髄液減少症学会」が、つい20年前に、少数の医療者によってようやく設立されたものであることからも分かる。それでは頭痛が治るわけがない。ましてや、「てんかん」などお手上げである。
他方、整体とか鍼灸とかカイロなど、非西洋医学は、脳髄液の重要性を知っている。整体師の片平悦子さんは「脳脊髄液・リンパ液・血液を流せばみるみる健康になる」という本(右)を書いて、他の整体師を指導している。
西洋医学で「猫のてんかん」を治せる人はいない。見当違いの治療をしているからである。しかしフロントページで紹介したように、「脳髄液の流れ」に留意することで「猫のてんかん」も治っている。片頭痛は「てんかん」よりもシンプルだから、脳髄液に着目すれば、もっと大幅に改善するはずである。
脳髄液の流れを良くする=笑顔・睡眠・磁気活水
脳髄液の流路には、心臓などのポンプは存在しない。では脳髄液はどうやって流れるのか。脳髄液は、頬のあたりにある「蝶形骨」という蝶のような形をした骨が、ごくわずかに動くことで、流れるのである。蝶形骨を動かすのは顔面の筋肉で、口角を上げて笑顔を作ると、蝶形骨がよく動いて、脳髄液の流れがよくなる。すると脳は安定する。すなわち笑顔は人を幸せにするのである。これは精神論ではなく、脳の物理である。人類は大脳の発達に合わせて、顔面筋肉も発達させてきた。人類の笑顔は、人類の発達した脳を健全に作動させるために必要なのである。
また、脳髄液が脳の老廃物を除去するためには、夜間の睡眠が必要である。睡眠時に脳細胞が少し縮小し、細胞間にスキマができて、そこを脳髄液が流れて老廃物を除去する、という仕組みがある。睡眠とは脳の保守管理作業であり、ただゴロゴロしているだけでは睡眠とは言えない。しっかり睡眠をとるには、昼間に太陽を浴びて体を動かすことが大切である。夜間のスマホは脳を刺激して睡眠を妨げるので厳禁である。
磁気活水を日常的に飲用していると、脳髄液の流動性がよくなる。飲んだ水は口腔からも吸収されて、ダイレクトに脳に届くので、じっくり口に含んで噛むようにして飲むとよい。犬や猫は舌にからめて水を飲むので、自然にそうなっている。
笑顔で暮らし、しっかり睡眠をとり、磁気活水を飲用していれば、1年ほどで片頭痛は大幅に減ると期待される。詳しくは下記のページをご参照いただきたい。
脳髄液の流れ改善法①②③④
「痛み物質」の発生を抑える
「痛み物質」は、脳の不調を知らせる信号である。フロントページで、「脳髄液減少症」で「頭痛」が起きることを紹介した。これは一つは、ここまで述べたように、脳髄液が減少すると脳髄液の流れが悪くなり、「痛み物質」の除去ができなくなるためだが、もう一つ、脳髄液が減少すること自体が、脳の不調として「痛み物質」を発生させていることも考えられる。磁気活水を飲用することは、「痛み物質」の発生を抑制し、「痛み物質」の排出を促進する、二重の効果が期待できる。
脳の不調の一つに、低血圧による脳の血流不足がある。低血圧とか貧血は女性に多い。これが片頭痛が女性に多いことの理由の一つだと思われる。
低血圧の原因の一つは、心臓の筋肉(心筋)への血流が不足して、心臓の拍動が弱くなることである。女性は心筋へ行く血管が細く、詰まりやすいので、それが起きやすい。レントゲンでは見えないので、かつては「不定愁訴」などと呼ばれていたが、今は「微小血管狭心症」と呼ばれている。磁気活水は界面活性が少し強くなっているので、磁気活水を飲用していると、血管を詰まらせているプラークという脂質が溶ける。すると心筋への血流が増えて、低血圧が改善され、脳の血流不足が解消され、「痛み物質」の発生が抑制されると期待される。
期待される改善率
「てんかん」は、脳に損傷があって起きている場合がある。それは、磁気活水を飲んでもなかなか改善しない。それでも1年間で全体で半減した。「てんかん発作が半減した」はその実録である。計算の仕方は、たとえば月に1回てんかんが起きる人が100人いたとすると、全体で年に12回x100人=1200回の発作があるわけで、1年後にアンケートをとってそれが600回になっていれば、その集団のてんかん発作は半減した、と計算されるわけである。
片頭痛は、脳に重大な損傷があることはあまりないので、この方法でもっと減ると期待される。笑顔で1割減、睡眠で1割減、磁気活水で5割減、合計で 0.9×0.9×0.5=0.4 で4割くらいになる可能性がある。全員が4割減になるわけではなく、ある人は1割減、ある人は7割減とバラついて、全体で4割減となると期待される。
動画
モニター募集中
吉岡事務所では、片頭痛解消の実証テストをするモニターを募集しています。モニターご希望の方には、磁気活水マイルドシャワーを1年間無料でレンタルいたします。ただし、貸出し時に返却保証金3万円をお預けいただき、返却時に全額返金いたします。磁気活水を日常的に飲用していると、脳髄液の浸潤性が良くなり、脳髄液の流れがよくなると考えられます。水を飲むだけですから副作用はありません。ご希望の方は申し込み欄からお申し込みください。
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