うつから脱出する方法

精神脳をケアする
うつ病は周囲からの精神的プレッシャー、たとえば、意に染まぬ仕事の長時間強制、イジメ、虐待、などがあって、その力が、それを押しのけたり受け流したりする防御力を越えてしまうと、精神脳(大脳)がダメージを受けて発症する。ダメージが強い場合は、損傷は生物脳(大脳以外)にも及ぶ(下図)。

精神脳をケアするには、まず、外部からの精神的攻撃を止める必要がある。そのためには、休職、休学などをすることで、周囲の協力も必要である。その上で、防御力を高めるために、心の持ち方や考え方を工夫する必要がある。カウンセリングを受けるのも有効である。また、人間の精神は幼時からの他者とのコミュニケーションによって形成されるものだから、傷ついた精神脳を修復するにも「善意の他者」との関わりが重要である。先日NHKで、人気バンドのサカナクションのリーダーが重い「うつ」と闘っている様子を特集して、彼にとって大きな光明となったのは、彼の高校時代の友人が付き添ってくれたことだったことを紹介していた。

心の病は脳の傷
故・松澤大樹東北大学名誉教授は20年前に、うつ病患者の生物脳には傷があることをMRI(磁気共鳴)の画像で見出して「心の病は脳の傷」という本を口述で出版している。松澤氏は精神科医ではないが、MRI画像診断の先駆者であり権威者である。下の動画はその本の内容を筆者が解説し、うつ病の対策を示したものである。

 

 

 

また、理化学研究所の渡辺恭良センター長は2014年に、「引きこもりの人の脳は腫れている」という研究結果を発表している。脳内で損傷や炎症が起きていて、脳の体積が増えていることが観察されたものと思われる。

疲れやすい脳になっている、というのも重要な発見である。うつの人とか引きこもりの人は、日常生活をするだけの気力、体力がない。それは脳が疲れているからである。脳の疲れをとるには、暗い部屋でじっと寝ているだけではだめである。それでは過去の記憶や将来の不安が脳内でグルグル回り出して、精神脳は休まらず、活力は戻らない。むしろこじれてしまう。

最新の脳科学の研究者の毛内拡・お茶の水女子大学助教は「うつ病は脳という臓器の炎症」だと言っている。

このように、実際に生物脳を観察したり研究したりしている人は、うつ病では生物脳に損傷が起きていることを知っている。
精神疾患は単に心の問題ではなく、脳の病気である、と言っている精神科医もいる。しかし彼らも、じゃぁどうするか、と問われると、「薬を飲め」というだけである。精神科医にはそれ以上の関心はない。
生物脳はどのように作動しているのか。それは、光と水と酸素と栄養で作動しているのである。生物脳の損傷を修復するには、そこに立ち返らなければならない。石油化学で作った薬を飲んでも治らない。それは骨折が薬を飲んでも治らないのと同じである。生物脳の損傷は、光と水と酸素と栄養を調えて、自力で治すしかない。その方法は次のとおりである。

生物脳を修復する方法

1.栄養   脳に必要な栄養をとる(赤身の魚とバナナ)
2.睡眠   質の良い睡眠を十分にとる
3.太陽光  朝の光を浴びる。カーテンを開ける
4.運動   朝の光を浴びてリズミカルに散歩する
5.老廃物  脳髄液の流れを良くして脳の老廃物を除去する

これを半年から1年続けると、うつは改善される。これしか方法はない、と思い定める必要がある。薬を飲んでゴロゴロしていても、うつはこじれて慢性化するだけである。精神脳は脳の上部構造であり、生物脳は脳の下部構造である。精神脳を作動させるには、下部構造の生物脳からケアする必要がある。それが栄養であり、睡眠であり、朝の太陽光であり、運動である。朝起きられず散歩ができない場合は、他のことを心がけて、そのうち朝散歩できるようになったら、短い時間から少しずつ始めればよい。上記の1から4までは、うつを克服した多くの人々が体験している。しかし5については誰も知らない。傷ついた生物脳を修復するには、老廃物を除去することが大切である。

精神科医は生物脳を診ない
町の精神科クリニックや心療クリニックは、生物脳にはまったく関心がない。診ることもしない。精神科医にとって生物脳は考察の対象ではないのである。精神科医たちは生物脳をケアすることなく、会話と投薬で、精神脳をケアをしようとしている。しかし精神脳の働きは生物脳の基礎の上に積み上げられたものであり、基礎を無視した治療には効果がない。そういう治療では、薬はやめられないし、何度でも再発する。町に精神科クリニックがいくら林立しても、社会には不治の患者が増える一方である。
評論家の米田倫康氏と精神科医の和田秀樹氏は最新の「現代ビジネス」での対談で次のように語っている。

米田 倫康(よねだともやす)
市民の人権擁護の会日本支部代表世話役
1978年生まれ。東京大学工学部卒業。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。
和田秀樹(わだひでき)
1960年大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長

自殺リスクが高まるだけで効果のない抗うつ薬を処方
和田 精神科がややこしいのは、「ずっと通い続けて治さない医者が面倒見がいい」と思っている患者もいるところ。そういう先生は、障害年金とか生活保護とかの申請に使える書類のひな型を持っていて、すぐに書いてくれるんですよ。「これ書いてもらったから働かなくていい。ずっとクリニックに通い続けよう」となるわけです。そして、親切でいい先生ってことになってしまうから、精神科医の評価は難しいよね。精神科クリニックは、開業したての頃は全然流行ってなくても、患者が治らないからどんどん雪だるま式にたまっていくんですよ。たとえば、循環器の疾患は、急に増えたりしませんよね。小児科で言えば、急に子どもの患者が増えたりしませんよね。でも、精神科は違う。患者さんを治す技術がないほど、通い続けてくれることになります。
米田 若い頃から通う人も増えているし、それどころか子供時代からずっと通い続ける人もいますから、何十年単位ですね。そうなると若い頃からの長期にわたる投薬が、大きな問題になります。つい最近相談を受けた件なんですが、17歳の子がSSRIを出されていました。SSRIは、若い人には要注意の薬です。厚労省は2007年に24歳以下に自殺のリスクが高まる」 とし、 2013年には「18歳未満のうつ病に効果は認められない」としています。つまり若い人にとっては、「自殺のリスクがあるけど、うつ病には効果がない薬」ということです。だけどそのことは、本人も親も知らされていなかった。小児精神科の先生からもらってるから安心だと思っていたそうです。

ユーチューバーのほっしーさんは、自分の10年ほどにわたるうつ病の体験をYouYubeで配信している。そこには体験者ならではの知見と的確な分析がある。その最新号でほっしーさんは、「炎上覚悟で言いますが」と前置きして「現代の精神科治療は未熟だ]と言っている(13:49)

抗うつ剤の功罪
精神科クリニックでは、抗うつ剤が処方される。2000年頃にSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor:選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬が開発され、うつ病に著効があるとされて、「うつは心の風邪」というキャンペーンが行われた。「うつなんか薬で簡単に治りますよ」というわけである。それによって抗うつ剤の売上げは10倍になり、同時に精神科の開業が簡易化されて、町に精神科クリニックが林立することになった。

SSRIとは、セロトニンの再吸収を阻害する薬である。セロトニンは脳内で分泌された後、脳内で再吸収されるプロセスがある。それはセロトニンが脳内で過剰になることを防ぐための調節弁である。それを阻止すれば脳内にセロトニンが増えてくる。するとうつ気分が改善されるのである。

上図で、紫色の三角形がセロトニンである。それが脳神経に再吸収される吸収口を塞いでしまえば再吸収はできない。だから効果がある。しかしその行き着く先はどうなるのか。
薬は短期的に危機を乗り越えるために使われれば効用がある。その猶予期間に他の根本的な対策をするのである。しかしそれをせずに漫然と服薬を続ければどうなるか。薬をやめることができなくなる。やめたらひどく再発するようになるからである。それは薬のメカニズムから考えて当然である。
前述のほっしーさんをはじめ、うつの当事者がさかんにSNSで情報を発信しているが、そのほぼ全員が、「薬はやめるな、ずっと飲め」と言っている。その理由は、「やめたらひどい再発が起きた」という自分たちの体験である。

森田療法
森田療法は、薬に頼らぬ自然療法として、森田正馬博士(1874-1938)が百年前に編み出した療法である。これは森田博士自身が自分の神経疾患を克服した体験から編み出された方法で、当時から世界的にも有名で実効的な方法である。現代でも森田博士が教授をしていた慈恵医大など、各地で実践されている。

森田療法は禅とか瞑想とか哲学とかと似ていて、心の持ち方や考え方を工夫することで、神経疾患は自然に癒やされていくというものである。患者たちは原則的に入院して、社会の精神的プレッシャーから遮断される。そして森田療法には作業療法が組み入れられていて、入院患者たちは共同で、土いじりをして草花を育てたり、動物の世話をしたりし、互いに語り合う。太陽の光を浴びて体を動かし、入院患者同士が会話をする。すなわち森田療法は精神脳と生物脳の両方に届く方法である。また、現代は百年前よりも栄養学が発達しているから、脳の栄養に留意しながら森田療法を実践すると効果的である。

栄養療法
人間は自分が食べたもので出来ている。脳も同じである。だから何を食べるかは脳の健康にとって非常に重要である。かつて米国の少年院で、仲間うちでの争いが絶えず、すぐカッとなって殴りかかるような騒動が横行していた。そこで少年院側が、配膳する食物の糖分(白砂糖)を減らしたところ、少年たちが穏やかになって争いが激減した。このように、人の性格も食べ物に影響される。脳の栄養については下記の動画が詳しく説明してくれている。

精神科医院の代々木ナチュラルクリニックは栄養療法を実施している。院長の銀谷翠氏は「薬を抜くと心の病は9割治る」という本(右図)を書かれている。インターネットでは、このクリニックは高価なサプリメントを売りつけるとか、応対が無愛想だとか、悪い評判もあるが、現代の精神科治療は薬を乱用している、脳には正しい栄養が必要だ、という銀谷氏の考えは、まったく正しい考えである。
ただし栄養療法は、何と何が、どの精神疾患に効くか、何日くらい続けたら効くか、など不確定なことがまだまだ多い。それを高価なサプリメントで実践しようとしても、経済的に継続が難しく、挫折した人々から悪評を立てられることになる。基本的な栄養知識を身につけた上で、日々の食事で実践するのが現実的である。

「心の病は脳の傷」の故・松澤大樹名誉教授は、「赤身の魚とバナナを食べて、走れ」と言っている。赤身の魚とは良質のタンパク質であり、それが体内でトリプトファンというセロトニンの前駆物質に変異する。その変異をバナナの栄養素が助けてくれる。そして朝日を浴びて運動すると、脳内にセロトニンが出て、セロトニンは夜になるとメラトニンという睡眠物質に変化して、眠りを誘うのである。

 

睡眠は店舗のバックヤードである
睡眠時に脳は、何もしないで休んでいるのではなく、昼間とは別の大事な仕事をしている。脳で発生した老廃物を除去したり、記憶を整理し定着させたりしている。店舗などで、売場ではない場所をバックヤード(裏庭)という。小売店の商品庫や、飲食店の厨房である。コンビニの表の売り場は24時間明るく忙しく活動しているが、それはバックヤードの作業に支えられている。

人間の、覚醒時の活動と睡眠時の脳の活動との関係は、店舗における売場の仕事とバックヤードの仕事との関係と同じである。心身の健康を維持するために、どちらも同じく重要である。睡眠時間の長さも重要だが、脳がなすべき仕事を出来ているかどうか、すなわち睡眠の質もまた、脳を健全に保つためにきわめて重要である。
腰痛・肩こり駆け込み寺の山内義弘氏は、富士山の麓に住んで、夜9時に寝て朝3時に起きるという生活をしていて、不眠ということはまったくないそうである。

しかし氏も2年前まで東京に住んでいて、不眠に悩まされていたそうである。氏は、現代人は夜でも光があふれる都会に住んでいて、光障害になっていると言っている。スマホなどの光を浴びることも睡眠の質を下げる。

ユーチューブにはうつ病の人が動画をたくさんアップして体験を語っているが、一様に見られるのは、睡眠の時刻や時間が不規則で、睡眠の質が悪いことである。夜遅くまでスマホでゲームをしていたり、朝起きられず何時間もベッドの中でゴロゴロしていたりする。これでは脳のバックヤードの作業が出来ない。この状態から脱却しなければ、うつの完治はなく、逆に言うと、睡眠の質を改善出来れば完治への道が開ける。

 

現代の精神治療は、森田療法+栄養療法+老廃物除去 という、薬に頼らない方法が実効的だと考えられる。

脳の老廃物除去について、吉岡事務所では、磁気活水器を利用して脳髄液の流れを良くすることで、うつ、片頭痛、認知症、てんかん、などの脳の不調が、磁気活水の飲用でどのくらい改善されるかを統計的に調査している。
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