エムガルティ
2021年にエムガルティという注射薬が厚労省に承認された。国内試験では、6ヶ月で、半数以上の人で頭痛の回数が半減したと報告されている。
お笑いコンビ、オードリーの若林さんは、小学校の時から頭痛があって、悩んでいたが、3年前にエムガルティを注射するようになって、頭痛が激減したと、 2021年に自分のラジオ番組でその体験を話している。
メーカー(イーライリリー)の説明によると、片頭痛はCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド Calsitonin Gene-Related Peptide)という「痛み物質」が脳から分泌されて、それが痛覚を刺激することで起きるということである。そのとき、あらかじめエムガルティが注射されていると、エムガルティの成分が「痛み物質」と結合して、「痛み物質」を無力化し、痛みが起きなくなる。しかし日数が経つと、体内でのエムガルティの量が減って、効果が減ってゆくので、エムガルティは毎月1回注射する。
この説明は、片頭痛について重要なことを言っている。それは、片頭痛は物質によって引き起こされているという事実である。片頭痛が起きるメカニズムは下図のようになっていると考えられる。
痛覚は脳本体の外の頭蓋骨の裏側にある(図の赤線)。脳自体には痛覚はないので、脳が直接痛くなることはない。脳から「痛み物質」が分泌され、それが痛覚に達すると、痛覚が刺激されて痛みの神経信号が出て、それがまた脳に送られて、脳が、痛みの場所と強さを認識するのである。また、「痛み物質」が痛みという感覚を引き起こすには、ある程度の量が必要だと考えられる。「痛み物質」の量がある境界値以下であれば、それが痛覚を刺激しても脳が痛みとして知覚することはなく、ある境界値を越えると、痛みを知覚するようになると考えられる。
エムガルティは、頭痛治療の歴史では画期的な方法だと言われている。しかしエムガルティは毎回費用がかかるし、注射なので痛いし、副作用もないではない。また実は、エムガルティは誰にでも処方されるわけではない。過去3ヶ月間、毎月4回以上の頭痛があった、という人にだけ処方される。
エムガルティの成功で明らかになった事実、すなわち片頭痛は物質によって引き起こされるという事実から考えれば、もっと簡単で、安価で、副作用のない方法があるはずである。それは、脳髄液の流れを良くして、「痛み物質」を早めに除去することである。脳髄液が普通に流れていれば、頭蓋内で「痛み物質」の濃度が高まらず、頭痛は起きない。大多数の人の脳はそのように出来ているはずである。頭痛が起きるのは脳髄液の流れがどこかで遅くなって、「痛み物質」が滞留して濃度が高くなるからである。そのイメージを図にすると下のようになる。
脳髄液の流れが遅くなる原因は、食事、飲酒、睡眠不足、多忙、心配事、臭い、光刺激、低気圧、生理、などいろいろある。それらの原因がなければ頭痛は起きないのだろうが、それらの原因があっても、脳髄液の流れを良くして「痛み物質」を脳からすみやかに除去できれば、頭痛は起きなくなるはずである。吉岡事務所ではそのことを実証するモニターテストを実施する計画である。
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吉岡事務所では、片頭痛解消の実証テストをするためモニターを募集しています。モニターご希望の方には、磁気活水マイルドシャワーを1年間無料でレンタルいたします。ただし、貸し出し時に返却保証金3万円をお預けいただきます。返却時に全額返金いたします。磁気活水を日常的に飲用していると、脳髄液の浸潤性が良くなり、脳髄液の流れがよくなると考えられます。水を飲むだけですから副作用はありません。ご希望の方は申し込み欄からお申し込みください。
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