1 脳のインフラ=脳髄液

脳の健康

脳髄液が脳の老廃物を除去している。その流れが悪いと老廃物が溜まり、認知症、うつ、てんかん、片頭痛などが起きる。脳髄液の流れを良くする簡単な方法を紹介する。

健康の基本
水槽の中の金魚を生かすには、光と熱が必要である。その他に、酸素を十分に供給すること、栄養を与えること、水を濾過して排泄物を除去すること、の3つが必要である。それらの条件が満たされれば金魚たちは寿命まで元気でいられる。

金魚たちの元気がなくなってきたら、上記の条件が満たされているかどうかを調べる。その中でも、老廃物の除去がきちんと行われているかどうかが重要である。いきなり水槽内に薬剤を投入するのは愚行である。
人の脳細胞も水槽の中の金魚と同じである。光(目から)と熱と酸素と栄養が供給され、老廃物が適切に排泄されれば、脳細胞は寿命まで元気でいられる。不調になったからと言っていきなり薬を投入するのは、健康の基本に反する愚行である。しかし実は、認知症、うつ、てんかん、片頭痛など、病原菌によらない、現代医療では原因不明とされている脳の不調に対して、日本中でこの愚行が行われている。そして結局はうまく行っていない。
重要なポイントは脳で発生する老廃物の除去が、きちんと行われているかどうかである。老廃物が水槽内に溜まり、水が濁ってくると金魚は元気がなくなる。人間も老廃物が大小便や汗や皮膚の剥落などによってきちんと排泄できないと、体に毒が溜まって体調が悪くなり、最悪の場合は死に至る。
脳髄液の循環が重要である
脳も、老廃物の除去がうまく行かなくなると、活動が鈍り、誤作動が起き始める。脳が不調になる原因は、脳出血や脳梗塞などの血管系の不具合、脳腫瘍、感染による脳炎、強い打撲や外傷による損傷、先天異常、などさまざまある。しかしそのような明確な原因がない場合、たとえば、認知症、うつ、てんかん、片頭痛などは、脳の老廃物(余剰電荷を含む)などの除去がうまく行っていないために生じている可能性が大いにある。では脳の老廃物の除去はどのように行われているのか。それは脳髄液の循環によって行われている。脳と脳髄液との関係は、金魚と水との関係と同じであり、脳で発生する老廃物は脳髄液に捨てられる。それしか方法がない。だから脳髄液の循環がとどこおれば、脳は不調になる。


このことは、西洋医学ではない施術者、たとえば整体とか鍼灸とかカイロプラクティックとかヨガとかの施術者たちはよく知っていて、脳髄液の循環を改善する施術や体操、マッサージなどを指導して成果を上げている。

ところが現代西洋医学の医療者たちは何も知らない。最先端の「国立がん研究センター」のホームページに次の説明がある。

脳脊髄液(脳髄液)とは脳と脊髄、そしてこれらを包んでいる膜(硬膜)の間に存在する無職透明な液体のことです。役割は明らかではありません。

は? これでは現代西洋医学では、脳髄液の循環不全で生じている不具合は治しようがない。日本では多くの人々が現代西洋医学を信じているが、実は、現代西洋医学の専門家でも、いざ自分の身に原因不明の不調が起きると、整体とか鍼灸とかカイロなどの施術に頼る人がけっこういるのである。

つづく

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